サイト内 コンテンツ詳細編集

文章、金額等の変更のみ行なってください。また項目の追加、表の行追加はご相談ください。

コンテンツ詳細一覧へ

元に戻す
(非表示チェック

しつけ指導で病気が治った

しつけ指導で病気が治った

以前、歯周病で顔が腫れ上がった柴犬が当院にやってきました。この子は触っただけで「ウー!」と吠えてしまい、人との触れ合いにすら幸せを感じることができなくなっていました。

 

なぜ歯周病になったのか飼い主さんに聞いてみると、ワンちゃんがドライフードを食べなくなったので缶詰や人の食べ物を与え、それも食べなくなったので調理で味つけをして与えていたというのです。グルメの文化は人間のためにあるもので、ワンちゃんには必要ありません。飼い主さんが正しい愛情のかけ方を知らなかったために、ペットが病気になったのです。

 

この子は触ると吠えるので治療を行うことが難しく、心臓が肥大していたので麻酔も不可能でした。そこで、抗生物質で炎症を抑えながら、予防獣医学の考え方に基づきしつけ指導を行いました。

 

お願いしたしつけ指導は、食事と散歩だけです。ワンちゃんが美味しくないと思っているドライフードの食べ方のしつけでは、まずお皿にドライフードを1つ入れ、飼い主さんが「食べるの?食べないの?」とワンちゃんに話しかけます。ペロッと食べたら「ありがたいと思いなさいね」と言って終わりにします。そして食事の度に2粒、3粒…と量をだんだん増やしていきます。これを正規の食事量になるまで続けるのです。この方法でワンちゃんに、「飼い主さんに食事をもらえて嬉しい」という気持ちが芽生えていきます。(※正しい散歩についてはこちらをご覧下さい)

 

飼い主さんが頑張ってくださったおかげで、2ヶ月もすると誰が触っても喜ぶワンちゃんに変わり、大人しく治療を受けてくれるようになりました。最終的にこの子は20歳4ヶ月まで元気に生きてくれました。しつけ次第でペットの寿命や幸せが大きく変わることを改めて感じた症例でした。