しつけを重視する理由
私は予防獣医学の考え方から、ペットのしつけは飼い主さんにはかなり厳しくお願いしています。しつけの最終目標は、「動物たちがすべてに対して幸せを感じること」です。
このようにしつけられたペットは、免疫力が上がって病気になりにくくなります。また、もし急に食事をとらなくなっても、ワガママで食べないのか本当に具合が悪いのか明確に判断できるようになり、病気の早期発見に役立ちます。普段は「食事をもらって幸せ!」と感じて食べているペットなら、食べなくなればそれは病気なのです。
しつけが行き届いて正しい愛情のかけ方ができていると、ペットは病院の注射すら幸せだと感じるようになります。このような状態なら、病気になっても積極的な治療が可能です。
ワンちゃんの場合、予防接種やフィラリア予防をしておけば怖い病気はほとんど防げます。それでも病気になることが多いなら、飼い主さんの勘違いで愛情のかけ方を間違っているのです。しつけができていないと治療食は食べてもらえませんし、点滴治療も困難になります。